海外のビル群

グラフの尺度に注意をしたい投資用資料!

証券会社の投資セミナーなどに行きますと、セミナー用の資料には様々なグラフが掲載されていて、セミナーの講師達がこのグラフをもとにして色々な解説をしていくというのが、一般的なパターンとなっているようです。
ただ、このようなグラフというものは、どのような尺度で描かれているのかという点に注意をしていかないと、誤った認識に導かれてしまうリスクがあると言えるのではないでしょうか。

例えば、株価の動向を示すローソク足のチャートというものがありますが、日足で描かれたチャートを見ると値上がり傾向にあったとしても、月足で描かれたチャートを見てみると値下がり傾向にあるかもしれません。
年足で描かれたチャートを見てみるとまた別の様相を呈しているかもしれません。

それから、ある時点の値を100として描かれている折れ線チャートというものもよく散見されますが、この場合にはどの時点を基準としているのかによってグラフの様相が異なってきます。
例えば、2008年のリーマンショック直後を起点としているチャートの場合には、右肩上がりのチャートになっていることが多いと言えます。
しかし、100年に一度と言われた経済大不況の時点を出発点としてチャートが描かれているのですから、これは右肩上がりになって当然と考えられます。

しかし、グラフを眺めただけではこのような細部に注意が向かないこともありますから、この金融商品のパフォーマンスはなかなか素晴らしいなどと思ってしまう傾向が高いと言えるでしょう。
ですから、このような経済統計や金融商品に関するチャートを見る場合には、その尺度に注意を払っていかなければなりませんし、誤魔化されるというリスクも考慮する必要があります。